純水とは不純物を含まない純度の高い水のことです。
水道水でガラスの清掃を行うと微量の不純物がガラス面に残ったり、水垢が生じたりします。
純水で清掃を行うと不純物が含まれていないので、清掃後に残りませんし、洗剤を使用
しないので環境にも安全です。
アクアクリーンシステムとは、アメリカで開発された高所ガラス、外壁清掃用清掃機械です。水道水をアクアクリーンシステムで濾過し、純水を作り、全長17.5mのポールに接続されたブラシまでポンプで送り、純水を噴射しながら清掃します。
通常ガラスや外壁の清掃を行う際には、水道水に洗剤を入れて洗浄剤を作り
清掃をします。これは汚れが水を弾き、濡れずらい状態の為、洗剤を入れる事で濡れやすくするのです。純水は不純物を含まない水ですが、汚れにかけると
純水は汚れたがる性質をもっています。この為、汚れたガラスや外壁に使うと
純水は汚れを除去しながらどんどん流れていきます。
洗剤を使う場合、落としきれなかった洗剤や、すすぎで流した水が残ってしまうことがあります。これは、水道水に含まれる塩素やカルキが残って跡になり、静電気が残っている為、洗剤跡も残ります。水道水を使いながら汚れが残らないきれいな状態にすることはとても難しいとされていました。
アクアクリーンシステムで使うのは、塩素やカルキなどの不純物が一切含まれていない純水です。元々は水道水ですが、特殊フィルターで不純物を取り除いています。不純物を取り除いた純水ならではの高い洗浄力を発揮します。
水道水や洗剤を使いながら汚れを残さないようにするためには、清掃技術が求められます。そのため、使用者の技術によって、清掃後の仕上がりに違いがでてしまうのです。しかし、アクアクリーンシステムは、特殊フィルターで不純物を除去した純水のみを使用し、残留物がないので、技術に関係なく汚れのない状態に仕上がります。
地上に植栽などがある窓や外壁を掃除する際、懸念されるのが植物への影響です。洗剤を使う場合、植木や花に洗剤がかからないように養生したり、配慮しなくてはいけません。アクアクリーンシステムは洗剤を使わないので植物への影響は全くありません。